
プレイレポート
[プレイレポ]HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」は2025年10月30日発売。新イベントや「とくぎ」などの新要素が判明
※5月27日16:10追記。発売日の情報を更新しました
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昭和生まれの名作RPG,初代「ドラゴンクエスト」(以下,DQI)と「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」(以下,DQII)は,令和の世でどのように生まれ変わったのか。インプレッションを交えて,会場で判明した情報をお伝えする。
※画面はすべてPC版の開発中のものです
「ドラゴンクエストの日」記念企画。ロト三部作の舞台「アレフガルド」は,どのように姿を変えていったのか?

5月27日は「ドラゴンクエストの日」ということで,ロト三部作の舞台となる「アレフガルド」の変化に着目した企画記事をお送りする。時代の経過によって,地形や町,そこに住む人々は,どのように変わっていったのだろうか?
「ドラゴンクエストI&II」公式サイト
DQIは,1986年5月27日にファミリーコンピュータ(以下,ファミコン)向けRPGとしてリリースされた。
当時,家庭用ゲーム機で発売されていたRPGはPCからの移植がメインで,その多くはアクションRPG寄りのもの。ゲーマーには知られていた作品もそこそこあったが,ジャンルとしてはメジャーといえるものではなかった。
そんな中,日本初の家庭用ゲーム機向けオリジナルRPGとして登場したDQIは,キャラクターやモンスターのデザインに人気漫画家の鳥山 明氏を起用したこともあってか大ヒットに。続編であるDQIIや「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(以下,DQIII)は,その人気の高さから社会現象も巻き起こした。
今も多くの人たちに愛されるドラクエシリーズ。1作目となるDQIはロト三部作のひとつで,プレイヤーが伝説の勇者・ロトの末裔である主人公となり,闇の覇者・竜王にさらわれた姫を救い出し,最終的に竜王討伐を目指すというもの。
今回,HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」をプレイして感じたのは,昨今のゲームと比べても見劣りしない美しいグラフィックスになっているということ。
これは2024年にリリースされた,HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch)でも感じたことだが,“プレイヤーキャラクターが進行方向を向かない”ファミコン版のDQIを知っている人であれば,なおさらその違いの大きさを感じるのではないかと思う。
[プレイレポ]HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」新職業「まもの使い」や新要素「モンスター・バトルロード」をチェックしてきた
![[プレイレポ]HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」新職業「まもの使い」や新要素「モンスター・バトルロード」をチェックしてきた](/games/811/G081113/20240830002/TN/001.jpg)
スクウェア・エニックスは2024年8月上旬,HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の第2回メディア向け試遊会を実施した。今回は,HD-2D版に追加された新要素や,オリジナル版にあったイベントがどのように再現されているかなどを確認できたので,インプレッションを交えてその概要をお伝えする。
では,まずDQIの試遊からお届けしよう。プレイは,「ラダトーム城」の王座からスタートし,ラダトームの町を出て「ロトの洞窟」内で「ロトの墓」を調べるところまで体験できた。時間は15分ほどであったが,いくつかの新しい要素も登場した。
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まずバトルの変更点。原作では1対1の戦闘だったが,本作では複数のモンスターが登場する。ただパーティを組むといった仕組みは追加されていないので,1対複数での戦いになる感じだ。
また勇者は,呪文だけでなく「とくぎ」も習得するようになっている。効果の方は確認できなかったが,複数の敵を相手にすることになったので,武器や呪文での攻撃を含め“グループ攻撃”や“全体攻撃”ができるものが追加されるのかもしれない。
![]() こちらのスクリーンショットには映っていないが,ファミコン版DQIV以降ではおなじみの「さくせん」も設定できる |
ロトの洞窟では,新たに追加されたNPCたちとのイベントが発生した。ファミコン版は容量の制約もあってか,演出面が少々寂しかったり説明が足りなかったりした部分があった。本作では要所にイベントを加えることにより,そうした点を補ってストーリーに厚みを出しているのかもしれない。
![]() 洞窟に入ると自動的に「たいまつ」を灯すようになっていた。便利! |
DQIIは,DQIの100年後を舞台とする続編として1987年1月26日にリリースされた。物語は,DQIの勇者の子孫であるローレシアの王子と,サマルトリアの王子,そしてムーンブルクの王女が協力して世界の平穏を脅かす「闇のちから」に立ち向かうというもの。
こちらも現代のRPGと比較するとシンプルな内容だが,主人公である3人はそれぞれ能力や習得する呪文,装備可能な武具などが異なるというパーティの概念が加わった。また,バトルではモンスターも複数登場するようになり,グループや全体を攻撃できる呪文も登場している。
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試遊は,3人がそろった状態からスタートし,移動呪文の「ルーラ」を使って各地を巡ることができた。なおルーラは,HD-2D版のDQIIIと同じように,天井のある場所でも使えるようになっている。
![]() フィールド上では,画面右上にミニマップが表示される |
途中,キーとなるアイテムを入手するべく,ムーンブルクの東にある「風の塔」に向かったのだが,塔の中で迷ってタイムアップ。マップの形は基本的に原作と同じようなのだが,さすがに最深部までのルートは忘れていた……。
なお原作をプレイしたことがある人は,懐かしいと思う反面,見た目の変化やアレンジされた音楽によってかなり新鮮な気持ちでプレイできるのではと感じた。物語などの内容も,筆者と同じように忘れている人が多いと思うので。
あっという間に終わってしまった試遊だが,実は本稿ではまだ話せない新要素もちらほらと見られた。こちらについては,続報を待ってほしい。
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- ライター:大陸新秩序

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